公開前チェックリスト(表記・連絡先・地図・スマホ・SSL・OGP)

1. 店舗情報の表記

チェック項目 確認
店名の表記が看板・Googleビジネスプロフィールと同じ(全角半角・スペース)
住所にビル名・階数まで入っている
電話番号・営業時間・定休日・最終受付が最新
料金がすべて税込で、店内のメニュー表・ポータルと一致
誤字脱字、テンプレートのダミー文(「サンプルテキスト」等)が残っていない
各ページのタイトルに「店名|地域名×業種」が入っている

店名・住所・電話番号の表記ゆれは、Googleが同じお店だと認識する妨げになります。ホームページを基準にして、他の媒体も後で揃えます。

2. 電話・LINE・予約・フォームの動作

チェック項目 確認
スマホで電話番号をタップすると発信画面が開く
LINEの友だち追加ボタンで正しいアカウントが開く
予約ボタンが予約システムの正しいページに飛ぶ
問い合わせフォームからテスト送信し、お店のメールに届く
自動返信メールの文面・差出人名が正しい
通知メールが迷惑メールに入らない(入る場合は受信設定を確認)

フォームのテスト送信は、お客様のふりをして実際に送ります。届かないフォームを何か月も放置していたケースは珍しくありません。

3. 地図・アクセス

チェック項目 確認
埋め込んだGoogleマップのピンが正しい場所にある
「経路」ボタンからスマホの地図アプリで案内が始まる
最寄り駅・出口・所要時間、駐車場の有無と台数が書いてある
外観写真があり、初めての人が入口を見つけられる

4. スマホ表示

チェック項目 確認
自分のスマホと、家族・スタッフの別機種で全ページを開いた
横スクロールが発生しない(表・画像がはみ出さない)
文字が小さすぎず、ボタンが指で押せる大きさ
電話・予約ボタンが、どのページでもすぐ見つかる
画像の読み込みで待たされない

来店客の多くはスマホで見ます。パソコンできれいでも、スマホで崩れていれば意味がありません。

5. SSL・URL

チェック項目 確認
URLが「https://」で始まり、「保護されていない通信」と出ない
「http://」で開いても自動でhttpsに切り替わる
www有り・無しのどちらでも同じページが開く
「一部保護されていない」の警告が出るページがない

詳しい確認方法は「ホームページのSSL化はなぜ必要?」を参照してください。

6. OGP・検索エンジン向けの設定

OGPとは、LINEやInstagram、X(旧Twitter)でURLを共有したときに表示される画像・タイトル・説明文の設定です。未設定だと、真っ白な画像や無意味な文字が出て、シェアされても開いてもらえません。

チェック項目 確認
OGP画像(外観や看板メニューの写真)とタイトル・説明文が設定されている
LINEで自分宛にURLを送り、画像とタイトルが表示される
ブラウザのタブに出るアイコン(ファビコン)が設定されている
各ページの説明文(ディスクリプション)に地域名と業種が入っている

7. 法律・権利

チェック項目 確認
写真は自店で撮ったもの、または利用条件を確認した素材
お客様やスタッフが写る写真は本人の許可を得ている
「治る」「痩せる」など効果を断定する表現がない(整体・エステ・美容)
割引表示に根拠のない「通常価格」がない
プライバシーポリシー(フォームがある場合)がある

法律まわりは一般論です。※法的助言ではありません。最終的な判断は専門家や所管官庁の資料で確認してください。

8. 公開作業そのもの

チェック項目 確認
制作中に付けていた「検索エンジンに表示しない」設定(noindex)を外した
テスト用ページ・下書きページを削除または非公開にした
存在しないページを開いたときの表示(404ページ)が用意されている
バックアップを取った(自分で作った場合)

noindexの外し忘れは、「公開したのに何か月も検索に出ない」原因として最も多いものの1つです。制作会社に作ってもらった場合も、確認して損はありません。

公開直後にやること(当日〜1週間)

サーチコンソールに登録し、サイトマップを送る

Googleサーチコンソールは、自店のサイトがどんな言葉で検索され、Googleに認識されているかを見る無料ツールです。登録してサイトマップ(ページの一覧ファイル)を送信すると、Googleに早く見つけてもらいやすくなります。使い方は「サーチコンソールの使い方」で解説しています。

Googleビジネスプロフィールにホームページを紐づける

  • 「ウェブサイト」欄にトップページのURLを登録する
  • 予約リンクがあれば予約ページのURLを登録する
  • 「ホームページを公開しました」と投稿し、メニューやアクセスのページを案内する
  • プロフィールの営業時間・住所・電話番号がホームページと一致しているか見直す

紐づけると、地図で見つけた人がそのままホームページに来られます。プロフィール全体の整え方は「Googleビジネスプロフィール完全ガイド」を参考にしてください。

SNS・LINE・ポータルのURLを新しいものに更新する

媒体 更新する場所
Instagram プロフィールのリンク、ハイライト
LINE公式アカウント プロフィール、リッチメニュー、あいさつメッセージ
X・Facebook・TikTok プロフィールのURL
ポータルサイト(ホットペッパー・食べログ・SUUMO等) 店舗情報のホームページ欄
Googleビジネスプロフィール ウェブサイト欄・予約リンク
紙媒体 名刺・ショップカード・チラシ・店頭POPのQRコード

古いURLや無料ツール時代のURLが残っていると、そこから来た人が迷います。リストにして1日で終わらせます。

アクセス解析と計測の設定

Googleアナリティクス(GA4)などのアクセス解析を入れ、電話タップ・LINE追加・予約ボタンのクリックを数えられるようにします。公開時に設定しておかないと、「効いているか分からない」状態が続きます。何を数えるかは「店舗ホームページの効果測定」で整理しています。

「店名」で検索して確認する

公開から数日〜1週間後、Googleで店名を検索し、ホームページが表示されるか確認します。出てこない場合は、サーチコンソールで該当ページのURLを検査し、登録をリクエストします。

公開後1か月の運用(初月にやること)

週1回:お知らせと投稿、口コミ返信

ホームページのお知らせ欄とGoogleビジネスプロフィールの投稿に、同じ内容を週1回載せます。新メニュー、営業時間の変更、季節のご案内など、短くて構いません。あわせて、その週に付いた口コミには返信します。

2週目:サーチコンソールで「登録状況」と「検索語句」を見る

  • 「ページ」や「インデックス作成」の画面で、主要なページが登録済みになっているか
  • 「検索パフォーマンス」で、どんな言葉で表示されているか(店名以外の言葉が出始めるまで時間がかかります)

登録されていないページがあれば、URLを検査して登録をリクエストします。画面の表記は変わることがあります。

4週目:初月のレビューと改善を1つ決める

見る数字 どこで見る 見方
ホームページの訪問数 アクセス解析 多い少ないより「どのページが見られたか」
電話タップ・LINE追加・予約クリック アクセス解析のイベント 来店に近い行動の数
経路検索・電話・ウェブサイトクリック Googleビジネスプロフィールのパフォーマンス 地図からの行動の数
表示された検索語句 サーチコンソール 地域名×業種の言葉が出ているか
「ホームページを見た」と言った来店客 会計時・予約時のひと言 数字に出ない効果

初月は数字が小さくて当然です。比べる相手は他店ではなく翌月の自分の数字です。「見られているのに電話が少ない」ならボタンの位置や料金表示を、「見られていない」ならタイトルや地域名の入れ方を、1つだけ直します。地域名の使い分けは「地域別ガイド」が参考になります。

初月のスケジュール例

時期 やること
公開当日 公開前チェック、サーチコンソール登録、Googleビジネスプロフィールの紐づけ、SNS・LINEのURL更新
1週目 フォームの本番テスト、店名で検索、店内POP・名刺のQRコード差し替え
2週目 サーチコンソールで登録状況を確認、投稿1回、口コミ返信
3週目 投稿1回、写真の追加(Googleビジネスプロフィールとホームページ)
4週目 初月レビュー、改善を1つ実行、翌月の更新ネタを3つ決める

よくある公開後トラブルと対処

症状 考えられる原因 対処
店名で検索しても出ない noindexの外し忘れ、登録前 設定を確認し、サーチコンソールでURL検査
フォームが届かない 通知先メールの誤り、迷惑メール判定 通知先を変更、送信元の設定を制作会社に相談
「保護されていない通信」と出る SSL未設定、混在コンテンツ 証明書とhttpの画像・埋め込みを確認
古いサイトが表示される 旧サーバーの残り、ブラウザのキャッシュ 設定の反映待ち、別端末で確認
LINEで共有すると画像が出ない OGP未設定、キャッシュ OGPを設定し、時間をおいて再確認
スマホで崩れる 表・画像の幅、特定機種の表示 該当箇所を制作会社に伝える

自力で直せないものは、症状・URL・スクリーンショットの3点を添えて制作会社に伝えると解決が早くなります。

よくある質問

公開してからどれくらいで検索に出ますか?

店名での検索は、サーチコンソールに登録すれば数日〜数週間で表示されることが多いです。「地域名×業種」のような言葉で表示されるには、数か月単位の積み上げが必要で、時期は約束できません。

公開前チェックは誰がやるべきですか?

制作会社に作ってもらった場合でも、お店側で一度は確認してください。電話番号や料金など、お店の人にしか正誤が分からない項目があります。スタッフや家族の別のスマホで見てもらうのも有効です。

Googleビジネスプロフィールがまだない場合は?

先にオーナー確認まで済ませてください。ホームページと地図の両方で見つかる状態が理想です。登録の流れは「Googleビジネスプロフィール完全ガイド」で解説しています。

初月は何を目標にすればいいですか?

数字の目標より、「計測できる状態を作ること」と「週1回の更新を続けること」を目標にしてください。2か月目以降、前月と比べられるようになってから、改善の目標を決めます。

まとめ

  • 公開前は「表記・連絡先の動作・地図・スマホ・SSL・OGP・法律・公開設定」の8分野を表で確認する
  • フォームは実際にテスト送信し、noindexの外し忘れがないかを見る
  • 公開直後はサーチコンソール登録、Googleビジネスプロフィールの紐づけ、SNS・LINE・ポータル・紙のURL更新、計測設定
  • 初月は週1回の投稿と口コミ返信、2週目に登録状況の確認、4週目にレビューと改善を1つ
  • 比べる相手は他店ではなく翌月の自分の数字。初月は「計測できる状態」を作ることが目標
  • トラブルは症状・URL・スクリーンショットの3点を添えて制作会社に伝える
この記事を書いた人:坂部 幸成(さかべ ゆきなり)

株式会社Shamoji 代表/店舗向けホームページ制作「HARE PAGE 店舗」運営

Web制作・運営、広告運用代行、SEO・LLMOコンサルティング、AI活用支援を手がける 株式会社Shamoji(2022年設立)の代表。店舗向けホームページ制作・運用サービス「HARE PAGE 店舗」を企画・運営し、飲食店・美容室・サロン・整体院・不動産会社のサイト制作と地域検索の設計を担当しています。記事の内容は執筆時点の一般的な情報であり、各サービスの最新の仕様・料金は公式情報をご確認ください。