アクセスページに必要な6つの要素
まず、今のアクセスページに何が足りないかを確認してください。
| 要素 | 具体的な内容 | よくある不足 |
|---|---|---|
| 1. 住所 | 郵便番号・都道府県からビル名・階数まで。テキストでコピーできる形 | 画像で貼ってあってコピーできない。ビル名や階数がない |
| 2. Googleマップ | 埋め込み地図+「地図アプリで開く」リンク | ピンの位置がずれている。拡大しないと分からない |
| 3. 最寄り駅からの道順 | 駅名・出口・所要時間・分岐点ごとの写真と一言 | 「〇〇駅から徒歩5分」だけで、出口も方向も書いていない |
| 4. 駐車場・駐輪場 | 有無・台数・場所・料金・提携の条件 | 「駐車場あり」だけで、場所や入口が分からない |
| 5. 目印 | 看板・入口の写真、隣の建物、1階の店舗 | 外観写真がなく、雑居ビルの入口が分からない |
| 6. 営業時間・定休日 | 最終受付、ランチ・ディナーの区切り、臨時休業の案内先 | Googleビジネスプロフィールと違う時間が載っている |
すべてを1ページに、上から「住所と地図→道順→駐車場→営業時間」の順で並べます。予約や電話のボタンも忘れずに置いてください。
Googleマップの埋め込み方と、地図だけでは足りない理由
埋め込みの大まかな流れ
Googleマップで自店を表示し、「共有」から「地図を埋め込む」を選ぶと、ホームページに貼り付けるためのコード(HTML)が表示されます。これを、ホームページの編集画面のHTMLを入力できる欄に貼り付けます。制作会社や作成ツールを使っている場合は、地図用のパーツが用意されていることが多いので、そこにお店の名前か住所を入れるだけで済みます。画面の表記や手順は変わることがあります。
ピンの位置を必ず確認する
埋め込んだ地図のピンが、実際の入口からずれていることがあります。特に、角地・大きなビル・裏通りに入口があるお店は要注意です。ピンがずれている場合は、Googleビジネスプロフィールの管理画面から位置を修正します。お店を表示する地図はGoogleビジネスプロフィールの情報がもとになるため、プロフィール側の住所・ピンが正しいことが前提です。登録がまだなら「Googleビジネスプロフィールの登録方法とオーナー確認」から始めてください。
「地図アプリで開く」リンクを別に置く
埋め込み地図は、スマホでは操作しにくいことがあります。地図の下に「Googleマップで経路を見る」というリンク(お店のGoogleマップのURL)をボタンとして置くと、タップひとつで地図アプリが開き、現在地からの経路案内が始まります。来店直前の人にとっては、埋め込み地図よりこのリンクのほうが役に立ちます。
地図だけでは足りない理由
地図は「どこにあるか」は教えてくれますが、「どの出口から出るか」「どの入口から入るか」「何階か」は教えてくれません。雑居ビルの3階、地下、商店街のアーケード内、駅の反対側など、地図では迷う場所が実際には多くあります。ここを埋めるのが、次の道順写真です。
駅からの道順を写真で案内する
写真を撮る場所は「迷う分岐点」
道順写真は、歩く人が「どっちだろう」と立ち止まる場所で撮ります。多くのお店では、次の4〜6か所で足ります。
- 駅の改札を出たところ(どの改札・どの出口か)
- 出口を出て最初に曲がる場所(目印になる建物や看板を入れる)
- 途中の分かりにくい分岐(横断歩道、商店街の入口など)
- お店の建物が見えてくる地点(「この看板が見えたら」)
- 建物の入口(ビルなら入口とエレベーター、階数の案内)
- お店の入口(ドアの写真)
撮り方の基本は「歩く人と同じ目線の高さ」「進行方向に向かって」「昼間の明るい時間」です。夜の営業が中心のお店は、夜の外観も1枚加えます。写真の撮り方全般は「スマホで撮る店舗写真の撮り方」も参考にしてください。
文章の型と例文
写真1枚につき、1〜2文の説明を添えます。「方向」「目印」「所要時間」を入れるのがコツです。
- 「〇〇駅の北口改札を出て、右手の階段を降ります」
- 「正面のコンビニを左に見ながら、商店街に入ります(ここまで約2分)」
- 「2つ目の信号を渡って右折。青い看板の『〇〇ビル』が見えたら、その3階です」
- 「ビル1階の自動ドアを入り、正面のエレベーターで3階へ。降りて左手の白いドアが当店です」
所要時間は、実際に歩いて計った時間を書きます。「徒歩3分」と書いて実際は7分かかると、遅刻と不満の原因になります。
複数の駅・複数のルート
最寄り駅が複数ある場合は、「〇〇駅(〇〇線)北口から徒歩5分/△△駅(△△線)東口から徒歩8分」のように、路線名・出口・所要時間を並べて書きます。検索する人は自分が使う路線で探すため、複数の駅名をテキストで載せておくと、「△△駅 美容室」のような検索で見つけてもらいやすくなる傾向があります。道順写真は、利用者の多い駅を1つ選んで丁寧に作り、他の駅は文章だけでも構いません。バス利用が多い地域は、バス停名と路線、降車後の道順も同じ型で書きます。
駐車場・駐輪場・車での案内の書き方
車で来るお客様が多い地域では、駐車場の情報が来店の決め手になります。「駐車場あり」の一言では不十分です。
書くべき項目
- 台数と場所:「店舗前に3台」「店舗裏の第2駐車場に5台(写真あり)」
- 入口の位置:「〇〇通り側から入ります。反対車線からは右折で入れません」
- 料金・提携:「無料」「提携駐車場〇〇パーキング(〇時間無料。精算時にお申し出ください)」
- 車種の制限:「軽・普通車のみ」「車高〇m以下」
- 満車のとき:「近隣のコインパーキングをご案内します」
- 駐輪場:自転車・バイクの置き場所と、置けない場合の案内
駐車場の入口と、店舗前に停めた状態の写真を1枚ずつ載せると、初めての人も安心して入れます。
カーナビ・地図アプリで迷わせない工夫
住所で検索すると、ナビが裏口や隣の建物に案内することがあります。その場合は「ナビには『〇〇(隣の目印)』と入力してください」「住所検索では裏側に案内されるため、〇〇通りからお入りください」と一言添えます。Googleマップのピンの位置がずれているなら、先に直しておきます。
郊外・ロードサイドのお店の場合
幹線道路沿いのお店は、「〇〇方面から来ると左手」「〇〇の交差点を過ぎて2つ目の信号」のように、進行方向ごとに書き分けます。目立つ看板の写真と、道路から見た店舗の写真があると分かりやすくなります。車社会か鉄道中心かは地域によって大きく違うので、「地域別ガイド」で自分の地域の傾向も確認してみてください。
営業時間との整合と、スマホで見たときの使いやすさ
アクセスページに載せる時間の書き方
営業時間は「開店〜閉店」だけでなく、「最終受付」「ランチ・ディナーの区切り」「予約制かどうか」まで書きます。「営業時間 10:00〜19:00(最終受付18:00)/定休日 火曜・第3水曜」のように、初めての人が予約の電話をかける前に迷わない形にします。
Googleビジネスプロフィール・SNS・ポータルと必ず揃える
お客様は、ホームページとGoogleマップの両方を見ます。営業時間や定休日が食い違っていると、どちらが正しいか分からず、来店をやめてしまうことがあります。変更したときは、ホームページ・Googleビジネスプロフィール・SNSのプロフィール・ポータルサイトを同じ日に更新するルールを決めてください。特別営業時間や臨時休業の入れ方は「Googleビジネスプロフィールの営業時間設定」で解説しています。
臨時休業・移転のときの更新
アクセスページの上部に「お知らせ」の枠を1つ用意し、臨時休業や年末年始の営業を書く場所を決めておくと、更新が楽になります。移転したときは、旧住所のまま残っている媒体(ポータル、SNS、チラシ、名刺)を一覧にして順に直します。古い住所が検索結果に残ると、お客様が旧店舗に行ってしまうため、移転は最も慎重に扱う更新です。
スマホでのチェックポイント
アクセスページは、来店直前に歩きながら、あるいは駐車場で見られます。パソコンでの見え方より、スマホでの使いやすさを優先してください。
- 電話番号はタップで発信できる(テキストと電話リンク)
- 住所は長押しでコピーできる(画像にしない)
- 「Googleマップで経路を見る」ボタンが地図の近くにある
- 道順写真は縦向きで、1枚ずつ縦にスクロールして見られる
- 写真は軽くして、屋外の通信環境でもすぐ表示される
- ページ上部に住所・電話・営業時間があり、道順は下に続く
- どのページからも「アクセス」に1タップで行ける(メニューやフッターにリンク)
ホームページ全体のスマホ対応の考え方は「店舗ホームページのスマホ対応」にまとめています。
ページ名と見出しに地域名を入れる
ページのタイトルや見出しを「アクセス」だけにせず、「アクセス|〇〇駅北口から徒歩3分・〇〇市△△の美容室」のように、駅名・地域名・業種を自然に入れます。アクセスページは住所や駅名が集まる場所なので、「駅名×業種」の検索でホームページが見つかる助けになります。ただし、駅名を不自然に並べる書き方は逆効果なので、実際に案内している駅だけを書いてください。
よくある質問
アクセスページは、トップページの一部ではだめですか?
トップページに住所と地図を置くのは良いことですが、道順写真や駐車場の詳細まで載せると長くなります。トップには「住所・地図・最寄り駅」を簡潔に置き、詳しい道順は独立したアクセスページに分けるのがおすすめです。
道順写真は何枚くらい必要ですか?
迷う分岐点の数だけ必要で、多くのお店は4〜6枚で足ります。分かりやすい立地なら「駅の出口」「建物の入口」「お店の入口」の3枚でも構いません。枚数より「迷う場所で撮れているか」が大事です。
Googleマップのピンの位置がずれています。ホームページ側で直せますか?
ホームページの埋め込み地図はGoogleマップ上の情報を表示しているため、ホームページ側では直せません。Googleビジネスプロフィールの管理画面で住所とピンの位置を修正してください。反映まで時間がかかることがあります。
住所非公開の自宅サロンでもアクセスページは必要ですか?
必要です。番地まで公開しなくても、「最寄り駅と所要時間」「予約確定後に詳しい場所をお知らせします」「駐車場の有無」を書いておくと、お客様の不安が減ります。地図は駅周辺の広域だけを表示する方法もあります。
まとめ
- アクセスページの要素は、住所・Googleマップ・道順写真・駐車場・目印・営業時間の6つ
- 地図は埋め込むだけでなく、「Googleマップで経路を見る」リンクを別に置く。ピンの位置はプロフィール側で確認
- 道順写真は「迷う分岐点」で、歩く目線・進行方向・昼間に撮り、方向・目印・所要時間を一言添える
- 最寄り駅が複数あるなら、路線名・出口・所要時間をテキストで並べる
- 駐車場は台数・場所・入口・料金・提携条件・満車時の案内まで書く
- 営業時間はGoogleビジネスプロフィールやSNSと同じ日に更新。スマホでタップ・コピー・経路が使えるかを確認