Googleビジネスプロフィールのカテゴリとは?何に影響する?

カテゴリは、Googleが用意した一覧から選ぶ形式で、自由に文字を入力することはできません。一覧は数千種類あり、名称や種類は時々見直されます。この記事で挙げる名称は例なので、実際には入力欄で検索し、表示された候補から選んでください。

検索との「関連性」に直結する

Googleマップの順位は「関連性・距離・知名度」で決まるとされ、カテゴリは関連性の土台です。「〇〇市 ラーメン」と検索されたとき、ラーメン店のカテゴリが付いていないお店は、写真や口コミがどれだけ充実していても候補に入りにくくなります。逆に言えば、カテゴリを正しく付けるだけで、今まで出なかった検索に出るようになることがあります。

マップ上の表示と使える機能が変わる

メインカテゴリは、地図や検索結果で店名の下に表示される業種ラベルになります(「美容院」「ラーメン店」など)。お客様が一目で何のお店か判断する材料です。また、メニューの掲載、予約ボタン、料理の注文リンク、サービス一覧など、プロフィールで使える機能の一部はメインカテゴリによって決まります。飲食向けの機能が欲しいのに、メインが「イベント会場」になっていて使えない、ということが起きます。

カテゴリ一覧の探し方

管理画面でカテゴリの編集欄を開き、業種の言葉を入れると候補が出ます(画面の表記は変わることがあります)。一覧そのものが公開されているわけではないので、「ネイル」「整体」「塾」のように短い言葉で検索し、候補をすべて見てから選ぶのがコツです。競合店のカテゴリは、Googleマップでそのお店を開くと店名の下に表示されるメインカテゴリだけ確認できます。

メインカテゴリの選び方:3つの判断基準

メインカテゴリは1つしか選べません。迷ったときは、次の3つの基準で決めます。

基準1:一番来てほしいお客様が検索する言葉に合わせる

売上の中心、あるいはこれから増やしたい客層が、Googleで何と検索するかを考えます。カットもカラーもネイルもやる美容室でも、来てほしいのがカットのお客様なら「美容院」です。「カフェ」と「喫茶店」のように似た候補があるときは、お客様が実際に使う言葉のほうを選びます。

検索されている言葉の調べ方は「地域名×業種キーワードの選び方」で手順を紹介しています。

基準2:広い言葉より具体的な言葉

Googleは「できるだけ具体的なカテゴリを選ぶ」ことを推奨しています。「レストラン」より「イタリア料理店」、「サロン」より「ネイルサロン」のほうが、検索との関連性が高くなります。「何でも屋」に見えるカテゴリは、どの検索でも決め手にならないためです。

基準3:競合の上位店と揃える(ただし引きずられない)

「地域名 業種」で検索し、地図枠の上位に出るお店のメインカテゴリを3〜5店確認します。上位店が同じカテゴリで揃っていれば、それがその検索に対してGoogleが「合っている」と判断しているカテゴリです。ただし、自店のサービスと違うカテゴリに合わせるのは逆効果です。あくまで「自店に当てはまる候補が複数あるとき」の決め手として使ってください。

迷ったときの判断表

状況 選び方
具体的な候補と広い候補がある 具体的なほう
主力メニューが2つある(例:ラーメンと餃子) 検索されやすく売上も大きいほうをメインに、もう一方を追加に
業態が複合している(例:整体+ジム) 来店のきっかけになっているほうをメインに
ぴったりの候補がない 最も近い上位の概念(例:「〇〇教室」がなければ「教室」)
資格・許認可に関わる名称 実際の資格・届出に合ったものだけ(後述)

追加カテゴリの考え方:足すもの・足さないもの

追加カテゴリは最大9つまで設定できますが、埋めることが目的ではありません。Googleは「本業を表すために必要な最小限のカテゴリを使う」ことを推奨しています。

足してよいもの、足してはいけないもの

判断
足してよい 実際に提供していて、独立して検索されるサービス(美容院+「まつ毛サロン」、ラーメン店+「餃子店」)
足してよい 業態の第二の顔(カフェ+「ケーキ店」、居酒屋+「海鮮料理店」)
足さない 提供していないサービス(カットのみのお店に「ネイルサロン」)
足さない 場所を表すだけのもの(店が入っている「ショッピングモール」「ビル」)
足さない 関連しそうという理由だけのもの(整体院に「病院」「クリニック」)

提供していないサービスのカテゴリは、来店後の「話が違う」を生むだけでなく、Googleのガイドライン上も問題になりえます。

追加は少なめから始めて、検索語句を見て足す

最初はメイン+追加1〜3つで十分です。1〜2か月後に管理画面の「検索語句」(どんな言葉でお店が表示されたか)を見て、想定していないサービス名で見つけられているなら、そのサービスのカテゴリを足す。この順番なら無駄がありません。

業種別のカテゴリ例(飲食・美容・整体・不動産・教室)

以下は考え方を示す例です。実際の候補名は入力欄で確認してください。

飲食店

  • メイン:料理のジャンルで最も具体的なもの(「ラーメン店」「寿司店」「イタリア料理店」「カフェ」など)
  • 追加:第二のジャンル、テイクアウト・弁当など、提供形態が独立して検索されるもの
  • 注意:「レストラン」「飲食店」のような広い言葉をメインにすると、ジャンル名での検索で不利になりがちです。ランチとディナーで業態が違う場合は、売上の大きいほうをメインにします。

美容室・ネイル・エステ

  • メイン:「美容院」「ネイルサロン」「エステサロン」など、お店の主業態
  • 追加:まつ毛、脱毛、ヘッドスパなど、独立したメニューとして検索されるもの
  • 注意:「美容院」と「理髪店」は、お客様の検索が分かれます。メンズ専門なら理髪店系の候補も検討してください。エステでは、医療行為を連想させるカテゴリ(クリニック系)は選びません。

整体・整骨院

  • メイン:施術の内容と資格に合ったもの(整体、整骨院・接骨院、鍼灸院、カイロプラクティック、マッサージなど)
  • 追加:実際に提供している施術(例:鍼灸と整骨の両方を行う場合)
  • 注意:この業種は、カテゴリ名が資格や広告表現の規制に関わります。国家資格の有無や届出の内容と合わないカテゴリは避けてください。表現の注意点は「整体・整骨院のホームページで気をつける広告表現」にまとめています。法的助言ではありませんので、最終的な判断は専門家や所管官庁の資料で確認してください。

不動産

  • メイン:主業務に最も近いもの(不動産会社、不動産仲介、賃貸仲介、不動産管理など候補の中から)
  • 追加:売買と賃貸の両方を扱う場合の第二業務、管理業務など
  • 注意:店舗の業務範囲と一致させます。「〇〇駅 賃貸」で探す人に見つけてもらいたいなら、賃貸系の候補が優先です。

学習塾・教室

  • メイン:教室の種類(学習塾、英会話教室、音楽教室、料理教室など)
  • 追加:対象(幼児向け、受験対策など)が独立したカテゴリとしてある場合
  • 注意:「学校」「大学」など教育機関のカテゴリは、塾・教室には当てはまりません。オンライン中心の教室は、来店型でないことをプロフィールの説明文で補います。

カテゴリを変更するときの注意点と、設定後にやること

カテゴリはいつでも変えられますが、頻繁に変えるものではありません。

変えるべきタイミング

  • 業態を変えた(喫茶店からバルへ、など)
  • 主力メニューが変わり、来てほしいお客様が変わった
  • 明らかに広すぎる、または間違ったカテゴリで登録されていた
  • 検索語句を見ると、実際の来店動機と登録カテゴリがずれている

変えると起きること

  1. 再度オーナー確認を求められることがあります。店名や住所と同様、カテゴリは重要な情報のため、変更後に確認手続きが入る場合があります
  2. 反映後しばらく、地図での見え方が変わることがあります。「関連性」の評価がやり直されるためで、上がることも下がることもあります
  3. 使える機能が変わります。メニューや予約の項目が消える・現れることがあるので、変更後に管理画面を一通り確認してください

変更の手順

  1. 変更前に、現在のメイン・追加カテゴリと、管理画面の検索語句・表示回数をメモしておく
  2. メインカテゴリを変更し、追加カテゴリを整理して保存する
  3. 保存後、オーナー確認の要求が出ていないか確認する
  4. 2〜4週間後に検索語句と表示回数を見比べ、狙った言葉で表示が増えているか確認する

順位の見方は「MEOの順位を確認する方法」で解説しています。

設定後に、説明文・サービス・ホームページと揃える

カテゴリを決めたら、プロフィールの他の項目とホームページの内容を、そのカテゴリに合わせます。

  • 説明文(750字まで)の冒頭に、メインカテゴリと同じ言葉で「何のお店か」を書く
  • 「サービス」「メニュー」の項目に、追加カテゴリに対応する内容を登録する
  • ホームページのトップページの見出しにも、同じ業種の言葉と地域名を入れる

カテゴリ、説明文、サービス、ホームページの言葉が揃っているほど、Googleは「この店は〇〇の店だ」と判断しやすくなります。地域ごとの言葉の選び方は「地域別ガイド」も参考にしてください。

よくある質問

カテゴリの一覧はどこで見られますか?

Googleが公式に一覧を公開しているわけではなく、管理画面のカテゴリ入力欄に言葉を入れて表示される候補から選びます。短い言葉で検索して候補を一通り見るのが早道です。

追加カテゴリは多いほど有利ですか?

いいえ。Googleは本業を表す最小限のカテゴリを推奨しています。提供していないサービスのカテゴリを足すと、来店後の不満やガイドライン上の問題につながります。

競合と同じカテゴリにすれば上位に出ますか?

カテゴリは候補に入るための条件で、順位を決める要素の一つにすぎません。正しいカテゴリを付けたうえで、情報の充実・写真・口コミ・ホームページの積み上げが必要です。順位は保証できません。

カテゴリを変えたら表示が減りました。戻すべきですか?

変更直後は評価がやり直されるため、一時的に変動することがあります。2〜4週間は様子を見て、狙った検索語句での表示が増えていなければ、変更前のカテゴリに戻す判断をしてください。

まとめ

  • カテゴリは「何のお店か」をGoogleに伝える業種ラベル。メイン1つ+追加最大9つ
  • メインカテゴリは、一番来てほしいお客様が検索する言葉に最も近い、具体的なものを選ぶ
  • 追加カテゴリは、実際に提供していて独立して検索されるサービスだけ。少なめから始めて検索語句を見て足す
  • 業種別に、広すぎる言葉と、資格・規制に合わない名称を避ける
  • 変更すると再確認や一時的な変動が起きうる。変更前後で検索語句を比べる
  • カテゴリ・説明文・サービス・ホームページの言葉を揃える
この記事を書いた人:坂部 幸成(さかべ ゆきなり)

株式会社Shamoji 代表/店舗向けホームページ制作「HARE PAGE 店舗」運営

Web制作・運営、広告運用代行、SEO・LLMOコンサルティング、AI活用支援を手がける 株式会社Shamoji(2022年設立)の代表。店舗向けホームページ制作・運用サービス「HARE PAGE 店舗」を企画・運営し、飲食店・美容室・サロン・整体院・不動産会社のサイト制作と地域検索の設計を担当しています。記事の内容は執筆時点の一般的な情報であり、各サービスの最新の仕様・料金は公式情報をご確認ください。