Googleビジネスプロフィールの写真は何に効く?

Googleマップで検索した人は、お店の名前と評価の次に写真を見ます。写真が少ない、暗い、古いというだけで、候補から外されることがあります。逆に、写真がそろっていると、順位が2〜3位でも選ばれやすくなります。

写真の種類(管理画面の分類)

種類 役割 枚数の目安
ロゴ 検索結果やお店の情報枠で、お店を識別する印 1枚
カバー プロフィール上部の大きな写真。お店の「顔」 1枚(候補を数枚)
外観 場所を見つける手がかり。昼と夜、通りから見た角度 3〜5枚
店内 雰囲気・広さ・清潔感。席、施術スペース、待合 5〜8枚
商品・サービス 料理、施術例、物件、教室風景、商品 8〜10枚
スタッフ 誰が対応するか。安心感 2〜3枚
動画 短い店内案内など 任意

分類名や項目の位置は変わることがあります。Googleビジネスプロフィールのヘルプでは、形式はJPGまたはPNG、正方形に近い720ピクセル前後の解像度が目安とされています。最新の仕様はヘルプで確認してください。

お客様の投稿写真も並ぶ

プロフィールには、お客様が口コミと一緒に投稿した写真も表示されます。お店側でコントロールできないぶん、自店の写真を多く・新しく保つことで、全体の印象を整えるのが現実的な対策です。

スマホでの撮り方:外観・店内・商品・スタッフ別のコツ

最近のスマホなら画質は十分です。差が出るのは「明るさ」「水平」「何を主役にするか」の3点だけです。

共通の基本

  • 撮る前にレンズを拭く(指紋で全体が白っぽくなる)
  • 画面のグリッド表示をオンにし、床や棚のラインを水平に合わせる
  • 明るさは撮影時に画面をタップして調整し、加工は最小限にする
  • 縦横は両方撮る。プロフィールでは正方形に近い形で表示されやすい
  • 人物が写るときは本人の同意を取る。お客様の顔は写さない

外観

開店前の明るい時間と、看板が点いた夜の2回撮ります。お客様が来る方向(駅から歩いてくる向き)から、看板と入口が1枚に収まる位置で撮ると、「この店だ」と分かりやすくなります。ビルの中にあるお店は、ビルの入口とフロア案内も1枚ずつ撮ります。

店内

入口に立って全体を1枚、席や施術スペースに近づいて1枚、清潔感が伝わる場所(洗面・待合・キッズスペース)を1枚。営業前の片付いた状態で、照明をすべて点けて撮ります。広く見せたいときは、しゃがまず胸の高さから水平に撮ると自然です。

商品・サービス

料理は窓際の自然光で、斜め45度からと真上からの2枚。施術例は、施術前後を同じ場所・同じ角度で撮ると伝わりやすくなります。物件や教室は、実際にお客様が見る順番(入口→メイン→設備)で撮ります。整体やエステでは、写真の説明文に「治る」「痩せる」といった効果の断定を書かないよう注意してください。

スタッフ

店内を背景に、胸から上を明るく撮ります。作業中の自然な写真が1枚あると、「どんな人が対応するか」の不安が減ります。退職したスタッフの写真は、退職時に必ず削除します。

撮影の詳しいテクニックは「スマホで撮る店舗写真の撮り方」にまとめています。同じ写真をホームページにも使い回せます。

載せる順番・枚数の目安・更新頻度

写真は「一気に100枚」より、「最初に20枚、その後は毎月少しずつ」のほうが向いています。新しい写真が定期的に増えているお店は、動いているお店として見られます。

最初の20枚を載せる順番

  1. ロゴとカバー(お店の顔を先に決める)
  2. 外観3枚(昼・夜・入口)
  3. 店内5枚(全体・席・清潔感・設備・レジ周り)
  4. 商品・サービス8枚(看板商品から順に)
  5. スタッフ2枚

更新の頻度

  • 月2〜4枚:新メニュー、季節の装飾、新しい機材、スタッフ
  • 季節ごと:外観(雪・桜・紅葉など、景色が変わる店舗)
  • 年1回:全体を見直し、古い内装・退職者・終了メニューの写真を削除する

投稿にも写真をつけるため、投稿用の写真を撮った日に、写真欄にも1枚追加すると手間が省けます。投稿の運用は「Googleビジネスプロフィールの投稿の使い方」で解説しています。

カバー写真はGoogleが選ぶことがある

カバー写真を設定しても、Googleが別の写真(お客様の投稿写真を含む)を上部に表示することがあります。確実に指定する方法はなく、自店の質の高い写真を増やして候補を強くするのが対策です。

写真が不承認になる理由と対処

写真はアップロード後に審査され、内容によっては公開されません(不承認)。理由は通知されないことも多いため、次の表で当てはまるものを探してください。

不承認になりやすい写真 理由 対処
文字・ロゴ・装飾を大きく重ねた画像 宣伝画像とみなされる 文字なしの写真に差し替え、宣伝は投稿で行う
電話番号・URL・価格表を写した画像 連絡先や宣伝の掲載 プロフィール本体とボタンで案内する
素材サイトの写真、他店・メーカーの画像 実際のお店の写真ではない 自店で撮った写真だけ使う
スクリーンショット、極端に暗い・ぼやけた写真 品質の基準を満たさない 撮り直す
お客様の顔、他人の車のナンバーなど プライバシー 写り込みを避けて撮り直す
過度なフィルター・合成 実物と異なる 明るさの補正程度にとどめる
お店と関係ない風景・ペット・イラスト ビジネスと無関係 削除する

素材サイトや他人の写真を使うと、不承認だけでなく著作権の問題も生じます。扱い方は「店舗ホームページの写真と著作権」で一般論として整理していますが、法的助言ではありません。

不承認になったときの手順

  1. 管理画面の写真一覧で、該当の写真が「審査中」「不承認」「非公開」などになっていないか確認する
  2. 上の表に当てはまる点を直して、再アップロードする
  3. 問題が見当たらないのに繰り返し不承認になる場合は、Googleビジネスプロフィールのヘルプからサポートに問い合わせる

写真が反映されない・表示されないときの確認ポイント

「アップロードしたのにGoogleマップに出てこない」ときは、不承認以外にも原因があります。上から順に確認してください。

1. 審査中で、まだ公開されていない

アップロード直後は審査があり、公開まで数日かかることがあります。まずは数日待ちます。

2. オーナー確認が終わっていない

オーナー確認(ハガキ・電話・動画など)が完了していないと、写真を含む編集が反映されないことがあります。管理画面で確認の状態を見てください。

3. 表示される場所が違う

自分が載せた写真は「オーナー提供」の枠、お客様の写真は別の枠に分かれます。また、カバーや検索結果に出る写真はGoogleが自動で選ぶため、「意図した写真が一番上に出ない」のは、反映されていないのとは別の話です。

4. アプリやブラウザのキャッシュ

自分の端末だけ古い表示が残っていることがあります。別の端末や、シークレットモードで確認します。

5. 第三者の写真・不適切な写真が並んでいる

お客様や第三者が投稿した写真は、お店側で削除できません。明らかに関係のない写真や不適切な写真は、その写真の「報告」から削除を依頼できます。判断はGoogle側が行うため、必ず消えるとは限りません。

プロフィール全体の設定は「Googleビジネスプロフィール完全ガイド」を、地域ごとの見せ方の工夫は「地域別ガイド」を参考にしてください。

よくある質問

写真は何枚あればいいですか?

最初は種類別に合計20枚が目安です。その後は月2〜4枚ずつ追加し、古い写真を年1回整理してください。枚数より「外観・店内・商品・スタッフがそろっていること」が大切です。

プロのカメラマンに頼むべきですか?

スマホで十分です。明るさと水平を意識するだけで見え方は大きく変わります。看板商品やカバー写真だけプロに頼む、という使い分けも現実的です。

写真が不承認になりました。理由が分かりません。

文字や連絡先の写り込み、素材サイトの画像、極端に暗い・ぼやけた写真、お客様の顔の写り込みのいずれかであることが多いです。該当箇所を直して再アップロードしてください。

お客様が投稿した写真を消すことはできますか?

お店側で直接は削除できません。お店と無関係、または不適切な写真は「報告」からGoogleに削除を依頼できます。判断はGoogleが行うため、消えないこともあります。

写真に文字や価格を入れてはいけませんか?

写真欄では避けたほうが安全です。宣伝や価格の案内は「投稿」機能や、プロフィールのメニュー・サービス欄で行い、写真欄には実物の写真だけを載せてください。

まとめ

  • 写真は来店前の判断材料。外観・店内・商品・スタッフを最初に20枚、その後は月2〜4枚追加する
  • スマホで十分。レンズを拭く、水平を合わせる、明るさを調整する、の3点で差がつく
  • 載せる順番はロゴ・カバー→外観→店内→商品→スタッフ。古い写真は年1回整理する
  • 不承認の主因は、文字・連絡先の写り込み、素材写真、低品質、プライバシー
  • 反映されないときは、審査中・オーナー確認・表示場所・キャッシュの順に確認する
  • カバーや上位に出る写真はGoogleが選ぶ。良い写真を増やして候補を強くする
この記事を書いた人:坂部 幸成(さかべ ゆきなり)

株式会社Shamoji 代表/店舗向けホームページ制作「HARE PAGE 店舗」運営

Web制作・運営、広告運用代行、SEO・LLMOコンサルティング、AI活用支援を手がける 株式会社Shamoji(2022年設立)の代表。店舗向けホームページ制作・運用サービス「HARE PAGE 店舗」を企画・運営し、飲食店・美容室・サロン・整体院・不動産会社のサイト制作と地域検索の設計を担当しています。記事の内容は執筆時点の一般的な情報であり、各サービスの最新の仕様・料金は公式情報をご確認ください。