Googleビジネスプロフィールの投稿とは?種類と表示される場所
投稿は、Googleビジネスプロフィール(Googleマップと検索に出るお店の情報枠)の中の「最新情報」などの欄に表示されます。スマホでお店の名前を検索したとき、営業時間や写真の下あたりに出てくる、日付つきの短い記事がそれです。
投稿の3つの種類
| 種類 | 向いている内容 | ポイント |
|---|---|---|
| 最新情報 | 新メニュー、季節のお知らせ、空き状況、スタッフ紹介 | いちばん使う。基本はこれ |
| 特典 | クーポン、期間限定の割引、初回限定の内容 | 期間とクーポンコードを設定できる |
| イベント | ワークショップ、体験会、フェア、臨時営業 | 開始日と終了日を設定できる |
「特典」と「イベント」は、設定した期間が終わると表示されなくなります。「最新情報」は、新しい投稿が上に積み重なっていく形です。表示のされ方や項目名は変わることがあるので、大まかな役割として覚えてください。
投稿は何に効く?(効果の正直なところ)
投稿の効果は「順位」より「選ばれ方」に出ます。地図の順位は関連性・距離・知名度で決まるとGoogleが説明しており、投稿はその中で直接の要因としては挙げられていません。
一方で、来店前の人は写真と口コミと最新情報を見て「今行っても大丈夫か」を判断します。半年前で止まっているお店より、先週の投稿があるお店のほうが安心して選ばれやすいのは想像しやすいはずです。投稿の中の言葉が「メンズカット」「個室」のような検索語と一致していれば、関連性の判断材料にもなり得ます。
投稿の作り方:写真1枚と、結論から始まる本文
投稿は「写真1枚+本文+ボタン」の3点セットで作ります。Googleで自店名を検索して出る管理メニュー、またはGoogleマップアプリから「投稿を追加」のような項目を選び、種類を選んで入力します。画面の表記は変わることがあります。
写真の作り方
- 横長より正方形に近い写真のほうが、スマホで欠けにくい
- 主役(料理・施術例・商品・スタッフ)を中央に置き、余白を少し残す
- 文字を画像に大きく重ねない(読みにくく、非公開になる原因にもなる)
- 加工は明るさの補正程度にとどめ、フィルターで色を変えすぎない
写真の撮り方そのものは「Googleビジネスプロフィールの写真の撮り方」で詳しく解説しています。
本文の型(150〜300字で十分)
本文は長く書く必要はありません。スマホでは冒頭の数十字しか見えないため、1文目に結論を置きます。
- 1文目:何が・いつから・誰向けか(例:「9月限定の栗のタルトが本日から始まりました」)
- 2〜3文目:具体的な中身(味・価格・所要時間・対象)
- 最後:行動の案内(「ご予約はボタンから」「数量限定です」)
例文(美容室):「平日14時までの空き枠が増えました。カット+カラーで所要2時間ほど、お子様連れも歓迎です。ご予約は下のボタンからどうぞ。」
例文(飲食店):「今週の週替わりランチは、地元野菜たっぷりの鶏の南蛮漬け定食です。11時半〜14時、小鉢とスープつき。売り切れ次第終了します。」
ボタンの選び方
投稿には「予約」「詳細」「オンライン注文」「今すぐ電話」などのボタンをつけられます。リンク先は、ホームページの該当ページ(メニュー・予約・お知らせ)にします。本文に電話番号やURLをそのまま書くと非公開になることがあるため、連絡先はボタンとプロフィール本体に任せるのが安全です。
週1回を続けるためのネタ帳
続かない最大の理由は「ネタがない」ではなく、「ネタを毎回ゼロから考えている」ことです。次の4系統を月初に割り振っておくと、月4本が自動的に埋まります。
ネタの4系統
| 系統 | 例 | 頻度の目安 |
|---|---|---|
| 新メニュー・新商品 | 季節メニュー、新コース、新入荷、価格改定 | 月1 |
| 空き状況・営業のお知らせ | 今週の空き枠、臨時休業、営業時間の変更、予約受付開始 | 月1〜2 |
| 季節・行事 | 年末年始、母の日、卒業・入学、梅雨、夏休み、ハロウィン | 月1 |
| 人・お店の裏側 | スタッフ紹介、仕入れ、道具、こだわり、よくある質問への回答 | 月1 |
業種別のネタ例
- 飲食店:本日の仕入れ、ランチの残席、宴会コースの受付、テイクアウト開始、常連さんに人気の一品
- 美容室・サロン:空き枠、新色・新メニュー、スタイル例、雨の日のケア、ヘッドスパの所要時間
- 整体・整骨院:受付時間の変更、初めての方の流れ、よくある質問、季節ごとの身体のケアの一般的な話題
- 不動産:新着物件のお知らせ、来店予約の空き、地域のイベント、引っ越し時期の相談窓口の案内
- 塾・教室:体験授業の日程、季節講習の受付、教室の様子、保護者会のお知らせ
整体やエステの投稿では、「治る」「改善する」といった医療的効果の断定は避けてください。広告表現の決まりは一般論として知っておく必要がありますが、この記事は法的助言ではありません。最終的な判断は所管官庁の資料や専門家で確認してください。
月初10分でできる「ネタ割り」
- 来月のカレンダーに、行事・仕入れ・キャンペーンを書き出す
- 4系統から1つずつ拾い、投稿する週を決める
- 写真を撮る日を営業カレンダーに入れる(撮影は仕込み中や開店前が楽)
- 書けないときの予備ネタを2つ用意しておく(スタッフ紹介、よくある質問)
ホームページの更新と連動させる運用ルール
投稿を単体で頑張ると続きません。おすすめは「1つのネタを3か所に流す」運用です。ホームページのお知らせを起点にして、Googleビジネスプロフィールの投稿とSNSに短縮版を流します。
1ネタ3か所の流れ
- ホームページのお知らせに、写真と本文(300〜500字)を載せる
- その要約(150〜300字)をGoogleビジネスプロフィールに投稿し、ボタンのリンク先をお知らせページにする
- InstagramやLINEには、同じ写真に一言添えて流す
ホームページを起点にする理由は2つあります。投稿のボタンから飛ぶ先ができること、そして検索エンジンにも同じ情報が残ることです。ホームページ側の更新ネタは「店舗ホームページの更新頻度とネタ帳」に型をまとめています。
担当と締め切りを決める
- 担当:店長1人に寄せず、写真係・文章係に分ける(スタッフの投稿は店長のチェック後に公開)
- 曜日:毎週同じ曜日の同じ時間(例:火曜の開店前)に固定する
- 所要時間:写真選び5分、本文10分、公開2分の合計20分を上限にする
月1回の振り返り
プロフィールの管理画面には、表示回数や電話・経路検索・ウェブサイトクリックといった数字が出ます。投稿単位の細かい効果は見えにくいので、「投稿を始めてから、行動の数字が月単位で増えているか」を見れば十分です。
投稿でやってはいけないこと・非公開になる理由
投稿は公開前に審査があり、内容によっては非公開になります。次のような内容は避けてください。
- 本文に電話番号・メールアドレス・URLをそのまま書く(ボタンを使う)
- 画像に大量の文字や派手な装飾を重ねる
- 他店の名前を出した比較や、根拠のない「地域で一番」のような表現
- 「治る」「痩せる」など、医療的効果の断定(整体・エステ・美容)
- 「通常価格」を実際より高く見せる二重価格や、条件を隠した割引表示
割引やクーポンの表示には、景品表示法の考え方が関係します。一般論として「クーポン・割引表示の注意点」で整理していますが、法的助言ではありません。
投稿が非公開になった場合は、該当箇所を修正して再投稿すれば、公開されることがほとんどです。プロフィール本体の整え方は「Googleビジネスプロフィール完全ガイド」を、投稿に入れる地域名の考え方は「地域別ガイド」を参考にしてください。
よくある質問
投稿はどのくらいの頻度で行えばよいですか?
週1回が目安です。難しければ月2回でも構いませんが、最新の投稿が数か月前で止まるのは避けたいところです。頻度より「止まらないこと」を優先してください。
投稿すればGoogleマップの順位は上がりますか?
投稿だけで順位が上がるとは言えません。順位は関連性・距離・知名度で決まり、投稿は来店前の判断材料として効きます。電話や経路検索が増えたかどうかで判断してください。
投稿が表示されなくなりました。なぜですか?
特典・イベントは、設定した期間が終わると表示されなくなります。最新情報は、新しい投稿に押し出されて見えにくくなります。審査で非公開になった場合は、電話番号やURLのべた書き、文字の多い画像などを直して再投稿してください。
写真がないと投稿できませんか?
文字だけでも投稿できますが、写真つきのほうが目に留まりやすくなります。撮影が間に合わないときは、撮りためておいた自店の写真を使い回して構いません。
まとめ
- 投稿は「最新情報・特典・イベント」の3種類。基本は最新情報を週1回
- 効くのは順位より「選ばれ方」。動いているお店であることが来店前の人に伝わる
- 作り方は、写真1枚+結論から始まる150〜300字+ボタン。連絡先はべた書きしない
- ネタは「新メニュー・空き状況・季節・人」の4系統を月初に割り振る
- ホームページのお知らせを起点に、投稿とSNSへ流す「1ネタ3か所」で続ける
- 電話番号のべた書き、文字だらけの画像、効果の断定、あいまいな割引表示は避ける